<紀伊國屋映画叢書> シリーズは世界の一流映画監督から評価され、多くの熱烈なファンを持ちながら日本での紹介が遅れていた『イエジー・スコリモフスキ』を皮切りに、作家性の強い映画監督や、注目すべき映画の潮流などに焦点をあわせた映画研究シリーズの刊行を開始いたしました。以下続刊予定です!ぜひご注目ください。

1950年代末フランス、映画革命の全貌
ヌーヴェル・ヴァーグの時代
紀伊國屋映画叢書・3
『ヌーヴェル・ヴァーグの時代』
遠山純生編/2010年8月26日発売予定
A5版並製/256頁/
定価2,310円(本体2,200円+税)
紀伊國屋書店出版部

新しい映画世界を切りひらいた「ヌーヴェル・ヴァーグ (新しい波)」の全貌を、豊富な資料をもとに解読する。
約50本の作品解説や、当時の批評、座談会などに加え、年表、 代表的文献リスト、人物名鑑などの資料を付す。
また、同時期の諸外国における「新しい映画」の動きを総括する論考も収録した、映画ファン必携の一冊。
 
沈黙の映画詩人、その足跡をたどる
ビクトル・エリセ
紀伊國屋映画叢書・2
『ビクトル・エリセ』
遠山純生編/2010年8月26日発売予定
A5版並製/208頁/
定価2,310円(本体2,200円+税)
紀伊國屋書店出版部

寡作ながら、繊細で緻密な作風により、世界中のファンに愛され敬われるスペインの巨匠。2010年のオリジナル取材に加え、全作品の解説、作品の背景を理解するための論考などを収録。
その詩的映像世界を多角的に検証した、エリセ研究の決定版。
 
流浪の鬼才、スコリモフスキの世界を読む
イエジー・スコリモフスキ
紀伊國屋映画叢書・1
『イエジー・スコリモフスキ』
遠山純生編/
A5判並製/256頁/
定価2,310円(本体2,200円+税)
紀伊國屋書店出版部

ポーランド映画界で衝撃的なデビューを飾り「第三の新人」と 呼ばれたスコリモフスキは、その後共産主義下の祖国を離れ、 世界各地を流浪しながら映画を撮り続けてきた。
オリジナル取材に基づく各時期の詳細な作品解説、本人の談話、 現場の撮影ルポ等、さまざまな角度からその世界を探究する。 作家の全貌をコンパクトに見渡せる、待望のスコリモフスキ研究書。