第29回 狂躁的喜劇『ヘルザポッピン』と『無責任時代』






2007年2月17日、作詞家のレイ・エヴァンズが亡くなった。享年92。

同年生まれのジェイ・リヴィングストン(1915−2001)とのコンビで有名だが、リヴィングストン&エヴァンズの最初のヒット作は、オルセン&ジョンソンのブロードウェイの大ヒット作『ヘルザポッピン』(1938)の再演版(1941)で歌われた「G'Bye Now」である。彼らは、『腰抜け二挺拳銃』(1948。監督ノーマン・Z・マクラウド)のボブ・ホープの歌う主題歌「ボタンとリボン(Buttons and Bows)」でアカデミー賞歌曲賞を受賞。さらに1950年には『別働隊』(監督ミッチェル・ライセン)の主題歌「モナリザ(Mona Lisa)」、1968年には『知りすぎていた男』のドリス・デイが歌う主題歌「ケ・セラ・セラ(Whatever Will Be, Will Be/Que Sera Sera)」でそれぞれアカデミー賞歌曲賞を受賞している。Feineryレーベルから2002年10月29日に発売された、歌手・ピアニストのマイケル・ファインスタイン(1956年生まれ)のCD『Livingston and Evans Songbook』などを参照。

フェインスタインは、米ワーナーからDVDが発売された『The Great American Songbook』(2003。製作・監督アンドルー・J・キューン。175分)の進行役を務めている。同作は20世紀アメリカの大衆音楽史を俯瞰する記録映画。

アンドルー・J・キューン(1937−2004)は、『イグアナの夜』(1964。監督ジョン・ヒューストン)、『ドクトル・ジバゴ』(1965。監督デイヴィッド・リーン)、『欲望』(1966。監督ミケランジェロ・アントニオーニ)などの宣伝を手がけた後、1968年、映画宣伝会社カレイドスコープ・フィルムズを創設、映画予告編を単独で鑑賞可能なものとし、1000本以上のハリウッドの長編映画の宣伝・販促を手がけ、1994年のカンヌ映画祭でその功績を表彰された。カレイドスコープ社の製作した予告編には、スティーヴン・スピルバーグ監督の『JAWS/ジョーズ』(1975)、インディ・ジョーンズ3部作(1981−89)、『ET』(1982)、『シンドラーのリスト』(1993)のほか、『エクソシスト』(1973。監督ウィリアム・フリードキン)、『スティング』(1973。監督ジョージ・ロイ・ヒル)、『スター・ウォーズ』(1977。監督ジョージ・ルーカス)、『エイリアン2』(1986。監督ジェイムズ・キャメロン)、『トップ・ガン』(1986。監督トニー・スコット)などがある。

ところで日本未公開・未放映・未ソフト化の傑作喜劇映画『ヘルザポッピン』(未。1942。監督H・C・ポター)のDVDは、2007年2月5日に英国セカンド・サイト・フィルムズから発売された。イタリア盤は01 Distributionから2月1日発売。

ヴォードヴィル・コメディ・チーム、オール・オルセン(1892−1963)&シック・ジョンソン(1891−1962)作・主演のヒット・ミュージカルに基づく映画版『ヘルザポッピン』は、最も狂った喜劇映画といわれる。冒頭のニューズリールからしてヒトラーがイディッシュなまりで喋るのだ。「オール」オルセンは本名ジョン・シガード・オルセン。インディアナ州ペルー出身で、1914年に自称「中西部で最高のラグタイム・ピアニスト」シック・ジョンソンと出会った。彼らは同じ楽団に雇われた後、楽団解散後、コメディ・チームを組む。シック・ジョンソンは本名ハロルド・オグデン・ジョンソン。イリノイ州シカゴ出身。

オルセン&ジョンソンについて(英語)

ここで扱っている作品は、『Crazy House』(1943。監督エドワード・F・クライン)、『Ghost Catchers』(1944。監督エドワード・F・クライン)、『See My Lawyer』(1945。監督エドワード・F・クライン)、『Gold Dust Gertie』(1931。監督ロイド・ベイコン)、『50 Million Frenchmen』(1931。監督ロイド・ベイコン)、『All over Town』(1937。監督ジェイムズ・W・ホーン)、『Country Gentlemen』(1936。監督ラルフ・スタウブ)。すべて日本未公開。『Country Gentlemen』のDVD(53分)は米アルファ・ヴィデオから出ている。

ラルフ・スタウブ(1899−1969)監督作は、エディ・クイラン扮する有名な探偵エラリー・クイーンが活躍する喜劇映画『チャイナ・オレンジの秘密 Mandarin Mystery』(未。1934。52分)、マッド・サイエンティストの発明した光線銃が悪により飛行機撃墜に用いられるという『Sky Bandits』(1940。55分)、主人公がわがままな女性の心を射止めるため海兵隊に入る『Join the Marines』(1937)+『The Marinnes Are Coming』(1934。監督デイヴィッド・ハワード)のDVDがアルファから出ている。なおエディ・クイランは1907年3月31日フィラデルフィア生まれなので、今年は生誕100年にあたる。7歳で一家総出演のヴォードヴィル芸でデビューし、1926年、マック・セネット製作、アリス・デイ主演の喜劇短編『A Love Sundae』(監督エドワード・F・クライン)で映画デビュー。有名な映画出演作に、ウィーラー&ウールジー主演のミュージカル『頓珍漢嫁探し』(1932。監督ウィリアム・A・サイター)、『若き日のリンカン』(1939。監督ジョン・フォード)、『アリゲニー高原の暴動』(DVD題。1939。監督サイター)、『怒りの葡萄』(1940。監督フォード)、『焔の女』(1941。監督ルネ・クレール)、『ブリガドーン』(1954。監督ヴィンセント・ミネリ)など。

伝説的喜劇映画『ヘルザポッピン』は、喜劇映画ファンはもちろんのこと、ジャイヴやリンディ・ホップのファンにとっても必見。フランキー・マニング(1914年、フロリダ州ジャクソンヴィル生まれ)振り付けのすさまじく狂躁的な空中ステップのペアダンス場面を含んでいる。

1935年、ハーバート「ホワイティ」ホワイトは、アフリカ系アメリカ人。「ホワイティ」の愛称は髪の中の一筋の白線に由来する。元ボクサーでハーレムのダンスホール、サヴォイ・ボールルームの用心棒となった。一時期、ホワイティの雇ったスイング・ダンサーは70名を越えていた。1936年末、ホワイティのトッピ・ダンサーたちは有名なコットン・クラブで「ホワイティズ・ホッピング・マニナックス」目儀で半年のギグを行なった。その一方で、ホワイティは「ホワイティーズ・リンディ・ホッパーズ」(別名ハーレム・コンガルー・ダンサーズ)を結成、マークス兄弟の映画『マルクス一番乗り』(1937。監督サム・ウッド)に出演させた。スウィング全盛期のトップ中のトップ・ダンサー、サヴォイ・ボールルームのスウィング・ダンサーズのグループ結成時、フランキーは、初のリンディ・ホップ・ルーティンズのアンサンブルを作り、事実上グループの振り付け師となった。

「Hot Chocolates」を含むエリントンのDVD
「Hot Chocolates」「Jittering Jitterbugs」、『Killer Diller』の抜粋を含むDVD−R

ケン・バーンズ(1953年、NY、ブルックリン生まれ)の記録映画『Jazz』(2001)DVD−BOX(10枚組。1095分)の第4章『大恐慌とジャズ』にもフランキー・マニングは出演している。『Jazz』全編のナレーターはウィントン・マルサリス。日本盤はジェネオンエンタテインメントから出ている。2002年、NHK教育および総合TVで放映されたのは国際版(全12章、540分)。

ケン・バーンズの『南北戦争 The Civil War』(1990)のDVD−BOX(5枚組。690分)、『野球 Baseball』(1994)のDVD−BOX(10枚組。1080分)も米PBSから出ている。

フランキー・マニングは86歳の誕生日にあたる2000年2月24日、東京でのバースディイベントに参加した。フランキー・マニングの自伝『リンディ・ホップの親善大使』は2007年5月28日、テンプル大学出版より刊行予定。

『ヘルザポッピン』のダンス場面の演奏は、スリム&スラム、すなわちスリム・ゲイラード(ギター、ピアノ)、スラム・スチュワート(ベース)に加え、レックス・スチュワート(コルネット)、ジャップ・ジョーンズ(トロンボーン)、エルマー・フェイン(クラリネット)、シー・ピー・ジョーンズ(ドラムス)である(抜粋映像)。スリム・ゲイラード(1916−91)についてはこちらの日本語サイトを参照。

ゲイラードはフロリダ州ペンサコラ出身で、デトロイト育ち。1937年、ニューヨークに移住。ラジオ番組のレギュラーとなり、ベーシストのリロイ・エリオット・スチュワート(1914−87)と出会う。彼らはコンビを組み「スリム&スラム」と名乗った。1938年、代表曲「フラット・フット・フルージー Flat Foot Floogie(with a Floy Floy)」を録音。この曲は大ヒットしたが、コンビはスラムの徴兵により1942年に解散した。スリム・ゲイラードは『ヘルザポッピン』出演後、有名な映画撮影監督ジェイムズ・ウォン・ハウ監督の監督第2作にあたるバスケットボール映画『Go, Man, Go!』(未。1954)や、ジョン・キャサヴェティーズ監督、ボビー・ダーリン主演のジャズ映画『よみがえるブルース』(放映題。1961)、ジュリアン・テンプル監督の50年代末を舞台にしたミュージカル『ビギナーズ』(1986)などに出ている。

やや告知が時期遅れになるが、さらにもう1本の奇人喜劇の傑作を紹介しておく。3月を通じて、シネフィル・イマジカは、日本未公開コメディ映画の傑作『無責任時代 Nothing Sacred』(1937。監督ウィリアム・A・ウェルマン)を放映。アメリカ公開は1937年11月25日なので、実に70年近く経ってのお目見えとなる。第2班監督はウィリアム・キャメロン・メンジーズ。彼は『風と共に去りぬ』(1939。監督ヴィクター・フレミング)でも、やはりセルズニックの下で第2班監督を務めることになる。主演は奇人喜劇の大ヒット作『襤褸と宝石』(1936。監督グレゴリー・ラ・キャヴァ)のキャロル・ロンバードとフレドリック・マーチ。『襤褸と宝石』で共演したロンバートとウィリアム・パウエルは1931年6月24日から1933年8月16日まで夫婦だった。つまり、『襤褸と宝石』は、離婚後のコンビ出演作である。離婚の後、ロンバードは1939年3月29日、クラーク・ゲイブルと結婚するが、1942年1月16日、飛行機事故で亡くなった。遺作は『生きるべきか死ぬべきか』(1942。監督エルンスト・ルービッチュ)。

『無責任時代』は「Hollywood Party 幻の洋画劇場」で観ることができる。
「第21回」で『バーレスクの淑女』という訳題で紹介した、ウィリアム・A・ウェルマン監督、バーバラ・スタンウィック主演の日本未公開作『バーレスクの女』(1943)も「Hollywood Party 幻の洋画劇場」で観ることができる。

セルズニック・プロ製作の『無責任時代』のパブリック・ドメインDVDはいくつかある。『バーレスクの女』同様、米アルファ・ヴィデオからも出ている。

フレドリック・マーチ主演の第一次大戦もの『永遠(とわ)の戦場』(1936。監督ハワード・ホークス)のDVDが3月20日、フランスのオープニングから発売。『永遠の戦場』の原題『栄光への道』は、ホークスの失われた監督第1作(1927)と同題だが内容は別物。そもそも製作者のダリル・F・ザナックがフランスの戦争映画『木の十字架群』(未。1932。監督レーモン・ベルナール)の迫真的な戦闘場面を流用し、別のアメリカ映画に仕立て上げるというコンセプトから作られた映画だ。監督のホークスも、自作『暁の偵察』(1930)の人物関係や『今日限りの命』(1933)の設定を転用し、各種元ネタを再構成するパズルを組み立てた。脚本にはホークスの友人ウィリアム・フォークナーとナナリー・ジョンソンが加わっている。撮影はグレッグ・トーランド。

『永遠の戦場』の製作補を務めた脚本家のナナリー・ジョンソンが亡くなったのは1977年3月25日。今年は没後30周年にあたる。彼はザナック製作、ジョン・フォード監督の『虎鮫島脱獄』(1936)でも脚本を手がけると同時に製作補についた。『虎鮫島脱獄』のDVDは、英国のユリイカのマスターズ・オヴ・シネマから公開から70年目の2006年3月20日に出た(レヴュー 1 / 2)。フランスのオープニング(レヴュー)やドイツのアスコット・エリート・ホーム・エンターテインメントからもDVDが出ている。

ナナリー・ジョンソンは、ジョン・フォード監督の『怒りの葡萄』(1940)、『タバコ・ロード』(1941)の脚本でも知られるが、『タバコ・ロード』の国内盤DVDは3月2日にフォックス・スタジオ・クラシック・シリーズから出た。ナナリー・ジョンソンが製作・脚本を担当した、フリッツ・ラング監督のフィルム・ノワール『飾窓の女』(1944)のDVDについては「」を参照。ナナリー・ジョンソン製作・脚本、ジーン・ネグレスコ監督の『三人の帰宅』(放映題。1950)のDVDは、アルファ・ヴィデオほかパブリック・ドメインのメーカーからいくつか出ている。主演はクローデット・コルベール。早川雪洲も共演。実話もので、第二次大戦中、日本軍の強制収容所に入れられたアメリカ女性の話(2001年9月の放映情報)。

『三人の帰宅』は「Hollywood Party 幻の洋画劇場」で観ることができる。

「第22回」で紹介した北米ワーナーの『ギャリー・クーパー・フランチャイズ・コレクション』に特別盤(2枚組)が収録された、ホークス監督の第一次大戦ものの一本『ヨーク軍曹』(1942)の国内盤DVDは、ジュネス企画から3月26日発売。もちろん特典なし。同時にオムニバス『人生模様』(1952。共同監督ヘンリー・ハザウェイ、ヘンリー・キング、ヘンリー・コスター、ジーン・ネグレスコ)のDVDも発売だが、それぞれワーナー、フォックスからの正規盤発売が待たれる。北米フォックス盤の『人生模様』DVDは2006年11月21日発売。ホークス監督の第4話『酋長の身代金』の脚本はベン・ヘクトとナナリー・ジョンソン。「第14回」で北米パラマウント盤を紹介したジョン・ウェイン西部劇『ホンドー』(1953。監督ジョン・ファロウ)のDVDも同時発売。ジュネス企画からは、6月25日に、「第21回」でも言及した、ホークス監督、ギャリー・クーパー、バーバラ・スタンウィック主演の奇人喜劇の傑作『教授と美女』(DVD題。1941)のDVDも出る。「第22回」および「第27回」で海外盤を紹介した、エルンスト・ルービッチュ監督、ギャリー・クーパー、クローデット・コルベール主演の『青髭八人目の妻』(1938)のDVDも同時発売。

今年はレーモン・ベルナール監督没後30周年にあたるが、『永遠の戦場』の元ネタで、同作に映像も多数引用されている、ピエール・ブランシャール主演の反戦映画『木の十字架群』のDVDも、米クライテリオンの新レーベル、エクリプスから発売予定。他にベルナール監督、アリ・ボールがジャン・ヴァルジャンに扮する『レ・ミゼラブル』3部作(1934)、2003年に修復された『狼の奇蹟』(1924)も発売予定。イクリプス・シリーズは特典が付かない廉価版で観る機会の少ない作品を提供するというコンセプト。ちなみにイクリプスの第一弾は、3月27発売のイングマル・ベリマン監督初期作品、『もだえ』(1944)、『危機』(1946)、『愛欲の港』(1948)、『渇望』(1949)、『歓喜に向かって』(DVD題。1949)の5枚組(計474分)。

4月24日発売の第二弾は、ルイ・マル監督の記録映画6枚組(計818分)。収録作は、『トゥール万歳』(未。1962。18分。撮影ギスラン・クロケほか、音楽ジョルジュ・ドルリュー。サイクリングの記録映画)、『人間的な、あまりに人間的な』(未。1974。75分。撮影エチエンヌ・ベッケル)、『リパブリック広場』(未。1974。94分。撮影エチエンヌ・ベッケル)、『インド幻影』(未。1969。378分。撮影エチエンヌ・ベッケル)、『カルカッタ』(放映題。1969。105分。撮影エチエンヌ・ベッケル)、『神の国』(未。1986。95分)、『しあわせを求めて』(TVM。放映題。1986。80分)。ジャック・ベッケルの息子エチエンヌ・ベッケルは、オムニバス映画『パリところどころ』(1965)の『北駅』(監督ジャン・ルーシュ)、『エトワール広場』(監督エリック・ロメール)の撮影も担当。

6月12日発売予定の第三弾は後期小津安二郎監督作5枚組。収録作は、『早春』(1956)、『東京暮色』(1957)、『彼岸花』(1958)、『秋日和』(1960)、『小早川家の秋』(1961)。『東京暮色』の公開は1957年4月30日なので、今年は公開50周年にあたる。ちなみに1957年は原節子にとって、『智恵子抄』(監督・熊谷久虎、6月29日公開)の年であると共に、獅子文六原作、千葉泰樹監督、加東大介が株の相場師ギューちゃんに扮した『大番』の年であり、3月5日に『大番』、7月19日に『続大番・風雲編』、12月17日に『続々大番・怒涛編』、1958年7月1日に『大番・完結編』が公開されている。なおイクリプスは、溝口健二、成瀬巳喜男、今村昌平監督作のDVDリリースも予定しているという。

なお、フランスのレ・ドキュマン・シネマトグラフィックから出ている『人質たち』(未。1939。 英語によるレヴュー )のDVDは英語字幕付き。これも第一次大戦初期の物語。製作は『パンドラの箱』(1929。監督G・W・パープスト)、『M』(1931。監督フリッツ・ラング)などのネロ映画社。主演はマックス・オフュルス監督のゲーテ原作『ヴェルター』(未。1938)のシャルロッテ役アニー・ヴェルネイ。音楽は『ボヴァリー夫人』(1933。監督ジャン・ルノワール)のダリウス・ミヨー。

・「第21回」の追加情報

VCIからキット・パーカー2本立て『忘れられたノワール第4巻』『忘れられたノワール第5巻』『忘れられたノワール第6巻』が4月24日発売。収録作は「第4巻」がイタリア=英=米合作、ジョージ・ラフト主演『カイロから来た男 Man from Cairo』(1953。監督レイ・エンライト。81分)とリチャード・トラヴィス主演『ドラゴンの仮面 Mask of the Dragon』(1951。監督サム・ニューフィールド。53分)、「第5巻」がセザール・ロメロ主演『FBIガール FBI Girl』(1951。監督ウィリアム・A・バーク。74分)とドン・バリー主演『タフな任務 Tough Assignment』(1949。監督ウィリアム・ボーディン。64分)、「第6巻」がジョージ・ラフト主演『きっとお前を捕まえる I'll Get You』(1952。監督シーモア・グリードマン。79分)とリチャード・トラヴィス主演『指紋は嘘をつかない Fingerprints Don't Lie』(1951。監督サム・ニューフィールド。57分)。

・「第8回」の追加情報

フランスのワイルド・サイド・ヴィデオからフリッツ・ラング監督『河の近くの家』(未。1950)の特別盤DVD(2枚組)が5月23日発売。75分の特典映像には、ウィリアム・フリードキン、映画史家ピエール・リシアン、映画史家パトリック・ブリヨンのインタヴューを含む。リシアン。インタヴューは米キノ盤『河の近くの家』にも付いている。